fbpx

弁護士専門の転職・求人情報サイトならNO-LIMIT

求人を探す 求人紹介はこちら

外資系法律事務所への転職を成功させるには|求める人物像や転職に必要なスキルを解説

更新日: 公開日:

「外資系法律事務所に転職したいけれど、どうすればいいか分からない」「外資系法律事務所で求められるスキルを知りたい」そんな疑問をお持ちではありませんか?

外資系というと海外のクライアントとも仕事を行いますので、英語力や海外の法知識などが求められるかどうかを考えると敷居が高く感じてしまいますよね。

今回の記事ではそんな方のために外資系法律事務所に転職を成功させるために必要なことについて解説いたします!

【4月】弁護士の転職・求人なら

logo_minn

NO-LIMIT(ノーリミット)は、弁護士・法務人材に特化した求人紹介・転職支援を行う専門エージェントです。弁護士・法務を積極採用中の事務所・企業求人に加え、ご希望の求人のみをご紹介。

弁護士の求人紹介はこちら

外資系法律事務所に転職する2つのメリット

外資系法律事務所に勤めることのメリットとはどのようなことが考えられるのでしょうか?まずは弁護士として外資系法律事務所に転職するメリットから解説していきます。

転職でキャリアアップが望める

外資系法律事務所に勤めることのメリットの一つに弁護士としてのキャリアアップが挙げられます。

外資系法律事務所の大手「モリソン・フォースターLLP」では2000年代から2010年代の間に弁護士の数が約20人前後から100人以上にまで増えています。
参考:Gary Smith / 吉村 龍吾|弁護士からのメッセージ|採用情報 | モリソン・フォースター

海外のクライアント相手の案件は、言語や文化面での壁からより相手の考えを察するプロアクティブな姿勢が鍛えられますので、大手外資系法律事務所での経験は大きな評価ポイントです。

そのため将来的に別の事務所に転職したり独立したりする際には大きな武器になります。

欧米の弁護士と働くことで新たな知見が得られる

外資系法律事務所は日本の法律事務所に比べて入るための難易度が高くなっています。しかし入社できれば、諸外国の弁護士と仕事で関りを持つ機会もあり、自信の知識や経験を広がっていきます。

そのため、弁護士としてもステップアップにも繋がりやすくなると言えるでしょう。

外資系法律事務所が求めている人材

外資系法律事務所への転職を考えている人のために、ここでは外資系法律事務所の求める人材について解説します。自身のこれまでの弁護士としてのスキル、キャリアをどう生かすべきかを考えてみましょう。

キャリアはなくても総合的に優秀だと判断できる人材

外資系法律事務所は、米国の優秀なロースクール出や、JD degreeなどのプログラムを優秀な成績で収めた人材を求める傾向があります。しかし、権威ある学位を取得すればよい訳ではありません。

外資系法律事務所がキャリアの短い人材を評価する基準は以下のようになりますので参考にしてください。

  • 難易度の高い選考過程を潜り抜けてきた
  • グローバルな領域での仕事に強い関心がある
  • 比較的若い世代

弁護士としての経験や英語力がすでにある即戦力的人材

転職の場合、日本での法律事務所やインハウスの経験の経験が役立つ可能性は大いにあります。別途説明いたしますが、外資系法律事務所では国内案件もあるためです。

またビジネスレターレベルの英語能力が評価の対象となることが多くなっており、英語力は高める必要があります。

外資系法律事務所での業務内容

ここでは外資系法律事務所が日常的におこなっている業務内容について紹介します。外資系法律事務所に勤務することによって、どのように弁護士としてのスキルアップやキャリアアップが測れるのかということの判断材料にしてください。

外資系法律事務所の日々の業務

外資系法律事務所が行う業務分野は主に以下のようになります。

  1. キャピタル、マーケット
  2. 銀行、金融
  3. コーポレート、M&A
  4. 情報通信
  5. 税務、移転価格
  6. 知的財産
  7. 独占禁止法、競争法
  8. 紛争解決

特に紛争解決などは国内では少ない、いかにも外資系らしい案件と言えます。また、労働産業分野でも業務を行っていて、そちら区分けに関しては以下の通りです。

  • 医療、ライフサイエンス
  • 環境
  • エネルギー
  • 自動車産業

自分の専門分野をつくる努力も

経験が浅いうちは幅広く業務をこなします。しかしグローバルに展開する弁護士は優秀な人材が多く、鋭い指摘も多々あるのでそれに応えられるだけの仕事のクオリティが求められる場合も多く、長期的には「特定の分野への専門性を身につける期待される仕事をこなす」という考え方もあります。

得意分野を考えて長期的にキャリアアップを図るのもよいでしょう。

外資系法律事務所と他一般民事法律事務所との違い

海外の法律に関する視覚や経験、あるいは海外情勢に関する知識などは必要なのでしょうか。ここでは外資系法律事務所と日本の法律事務所の違いについてご説明していきます。

海外のクライアントも交渉対象になる点

外資系法律事務所とは、外国の法律事務所の傘下、あるいは提携関係の事務所のことを指します。つまり外資系事務所と国内の事務所の大きな違いは「海外のクライアント対応の有無」です。

取り扱う案件は、一般企業の法務や国際的なM&A、金融案件などですが、その違いは国外のクライアントも相手にするということになるのです。そのため、国内案件であっても使用言語が英語という事務所もあるようです。

海外の法知識も求められる

外資系法律事務所は、海外の法領域の知識だけを持っていればいいという訳ではありません。

外資系法律事務所は案件ごとに日本の法律だけでなく各国の法を適用するため、所属する事務所の本拠地がある国の法ルールについて詳しくなっておく必要があるのです。

海外の法を学ぶことに関しては先ほどもご説明した通り、留学なども検討して、計画的にキャリアプランを設計するようにしましょう。

外資系法律事務所への転職を成功させるために必要なスキル

この項目では外資系法律事務所へ転職を成功させるために役立つ情報をご紹介します。

転職者の声として

  1. 新卒の時は諦めていたが、自分の市場価値を知るために挑戦し、理想の事務所に入ることができた。
  2. 2年間のインハウス勤務を経て、英語力を活かすために外資へ転職し年収アップができた。

など、動機は様々ですが自身の目的を明確にして転職を成功させている方がたくさんいます。また、転職を成功させるためにはどういったスキルが必要なのでしょうか、具体的に説明します。

英語力を磨いておく|TOEIC800点以上が理想

外資系法律事務所は、基盤がしっかりしているため日本国内の案件も比較的多いので、最初は英語に対してそこまで不安になることはありませんが、大手外資系事務所では採用条件としてビジネスレベルの英語能力を記載しているところがあります。

一般的に「ビジネスレベルの英語力」というのはTOEIC700点が一つの基準となり、800点あれば外国人とのコミュニケーションに問題ないレベルと判断される傾向があります。

また、事務所によってはコミュニケーションに英語を使うこともあります。英語に慣れる環境は整っています。そのため、外資系法律事務所への転職では、事前に自分が希望する事務所ではどの程度の英語力が求められるのかも調べておきましょう。

海外の情勢や文化についても関心を持っておく

外資系法律事務所へ転職するには、取引を成立させるために法制度や言語、カルチャーの壁を超えて仕事こなせるレベルの交渉能力が求められます。国内~国外間での交渉にも入るため、様々なニーズや認識の違いを把握する必要もあります。

つまり、外資系法律事務所で働いていくには国内外を問わない法律事情を高いレベルで把握しておくことも必要です。転職を考えるなら普段から海外の情報にもアンテナを貼ってみてはいかがでしょうか。

外資系法律事務所の待遇

ここでは外資系法律事務所の給与や労働環境などついて解説していきます。日本の法律事務所から外資系法律事務所に転職すると、思い描いていた業務スタイルと現実の待遇面との間にギャップが生じることも考えられます。転職前から具体的にシミュレーションをしていきましょう。

外資系法律事務所に所属する弁護士の年収

株式会社MS-Japanが運営するリーガルネットが2019年に発表したデータによると外資系法律事務所で得られる年収は以下。

入所年次 外資系法律事務所 日系5大法律事務所
1年目 1,100万円~1,500万円 1,000万円~1,200万円
3年目 1,200万円~1,700万円 1,300万円~1,500万円
5年目 1,500万円~2,000万円 1,500万円~2,000万円

1年目で1,100万〜1,500万円」で、日本の5大法律事務所より平均100〜300万円ほど高くなっています。

特に、最初の1〜3年目までは、日本の大手法律事務所よりも高い収入を期待できるので、高い年収を目指す若手の弁護士には、転職する価値があると言えるでしょう。

外資系法律事務所のワークスタイル

外資系法律事務所は大手と比較して業務が細分化され、各々の弁護士が担う役割が明確であることから比較的プライベートの時間を確保しやすくなっているのが特徴です。

しかし、海外にオフィスを置くクライアントとのやり取りでは業務が深夜に及ぶことも多々あるため、ワークライフバランスが崩壊しがちですので、外資系法律事務所で働く人には、自分である程度オン・オフを切り替えてモチベーションを保つことが求められます。

また、外資系法律事務所では海外ではメジャーな「休む時はしっかり休む」というカルチャーが定着しているため休みは取りやすいものの、仕事内容に関しては突発的にタスクが発生することも多々あります。

多々自分の家族などと過ごすプライベートの時間とクライアントや事務所の都合を天秤にかけて公私のオン・オフを分けられ、休みもしっかり取りたい人には日本の法律事務所よりもフレキシブルな働き方ができるので向いていると言えます。

外資系法律事務所への転職チャンスをつかもう

外資系法律事務所への転職にあたって知っておくべきことについて解説してきました。

外資系法律事務所は語学能力や勤務スタイルなど、日本の事務所の常識とは異なりことが多いと感じます。そのため、転職の際には自分がどう言ったキャリアを形成していきたいのか、どのようなスキルを持っているのかといったことについてよく考える必要があるでしょう。

  1. 高い年収を期待する方
  2. ワークライフバランスを保ちたい方
  3. キャリアアップを目指す方

上記のような方には外資系法律事務所への転職はよい選択にもなりうるので、チャレンジしてみてください。

こちらの記事もオススメ!

CONSULTATION WINDOW

転職のお悩み相談窓口

NO-LIMITにLINEで登録