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【弁護士特化】おすすめ転職エージェント10選|選び方と注意点も解説

更新日: 公開日:

弁護士としてキャリアアップや職場環境の改善を考えるとき、転職は有効な選択肢の一つです。

しかし、専門性の高い弁護士という職業柄、一般的な転職サイトでは希望に合った求人を見つけることが難しいケースも少なくありません。

そこで注目したいのが「弁護士特化型の転職エージェント」です。

適切なエージェントを活用することで、非公開求人へのアクセスや法曹業界に精通したキャリアアドバイザーからアドバイスを受けられるなどのメリットがあります。

本記事では、弁護士転職に強い転職エージェント10社を厳選して紹介するとともに、エージェントの選び方や活用のポイントについても詳しく解説します。

忙しい弁護士の方でも効率的に転職活動を進められるよう、具体的な方法や注意点も盛り込んでいますので、ぜひ参考にしてください。

【3月新着】弁護士の求人なら

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NO-LIMIT(ノーリミット)は、弁護士・法務人材に特化した求人紹介・転職支援を行う専門エージェントです。弁護士・法務を積極採用中の事務所・企業求人に加え、ご希望の求人のみをご紹介。

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目次

弁護士の転職に強いの転職エージェントおすすめ10選

まずはじめに、弁護士の転職に強みをもつ転職エージェントを10社紹介します。

とくに弁護士特化型の転職エージェントは、弁護士の転職市場に精通しているため、最新の市場動向を踏まえた適切な情報を提供してくれる点です。

法律事務所や企業との独自のネットワークがあるため、応募先の内情に詳しくミスマッチのない転職を実現できます。

弁護士の転職に強いおすすめの転職エージェント10社比較表

エージェント名 おすすめポイント
NO-LIMIT

弁護士業界の動向や働き方に詳しいキャリアアドバイザーが
長期的なキャリア展望も考慮した戦略的アドバイスを提供

リーガルジョブボード 登録後2営業日以内の求人紹介というスピーディな対応
弁護士転職.jp 自分で条件を設定して求人検索が可能で情報収集しやすい
弁護士ドットコムキャリア 法律事務所や企業の内情に詳しく、ミスマッチの少ない転職を実現
BEET-AGENT 応募求人ごとに個別の面接対策を実施し、採用可能性を高める
法務・弁護士転職ナビ 大手企業インハウスから優良法律事務所まで幅広くカバー
企業法務革新基盤 独占契約の求人が多く、他にはない求人との出会いが期待できる
MS-Agent 上場企業との取引が多く、インハウスローヤー希望者におすすめ
アガルートキャリア 弁護士のキャリアを効果的にサポート
ヒュープロ 企業法務部門への転職を希望する弁護士の方向け

NO-LIMIT

NO-LIMITは、弁護士の転職支援に特化したエージェントです。

弁護士業界の動向や弁護士の働き方に詳しいキャリアアドバイザーが希望条件や経歴などを丁寧にヒアリングしたうえで最適な求人を紹介しています。

法律事務所はもちろん、インハウス求人も豊富にあり、幅広い希望に対応できます。

求人事務所・企業の内情や求める人材像など有益な情報提供を受けられるのも魅力です。また、単に求人を紹介するだけでなく、弁護士としての長期的なキャリア展望に基づいたアドバイスを提供します。

現在の転職だけでなく、将来のキャリアステップも考慮した戦略的な転職先選びをサポートするサービスです。

サービス名 NO-LIMIT(ノーリミット)
特徴 弁護士・インハウスローヤーの転職支援に特化した転職エージェント
サポート内容 ・求人提案
・応募書類の添削
・面接対策
・選考のスケジュール調整
・年収交渉 など
運営会社 株式会社アシロ
公式サイト https://no-limit.careers/

NO-LIMITとは

リーガルジョブボード

リーガルジョブボードは、弁護士をはじめに、弁理士、司法書士などの士業特化型の転職エージェントです。

転職サポートを受けられるエージェントサービスと、求人事務所・企業と直接やり取りできるダイレクトリクルーティングサービスの2機能を備えています。

登録後、2営業日以内に求職者に合った求人を紹介してくれるスピード紹介が魅力のひとつです。

サービス名 リーガルジョブボード
特徴 士業特化型の転職エージェント
サポート内容 ・直接応募求人の紹介
・エージェントサービス
・休日の交渉
・年収交渉
運営会社 株式会社WILLCO
公式サイト https://legal-job-board.com/

弁護士転職.jp

弁護士転職.jpは、弁護士専門で15年以上の実績がある弁護士の転職・求人情報専門の転職支援サービスです。

さまざまな条件を設定して自分で求人を検索することも可能なので、まずはどんな求人があるのか情報を集めたい方にも向いています。

応募したい求人があれば紹介または直接応募が可能です。

サービス名 弁護士転職.jp
特徴 弁護士の転職・求人情報専門の転職支援サービス
サポート内容 ・求人の紹介
・面接対策
・条件交渉
運営会社 株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社
公式サイト https://www.bengoshitenshoku.jp/

弁護士ドットコムキャリア

 

弁護士ドットコムキャリアは、弁護士・法務人材に特化したキャリア支援サービスです。

国内最大級の法律ポータルサイト「弁護士ドットコム」の運営をしているネットワークが強みです。

業界事情に加えて、法律事務所や企業の内情に詳しいため、ミスマッチのない転職の実現に期待できます。

サービス名 弁護士ドットコムキャリア
特徴 弁護士・法務人材に特化したキャリア支援サービス
サポート内容 ・求人の紹介
・応募書類の添削
・レコメンドシートの作成
運営会社 弁護士ドットコム株式会社
公式サイト https://career.bengo4.com/

BEET-AGENT

BEET-AGENTは、法務に特化した転職エージェントです。

法務の働き方に詳しいコンサルタントがサポートするため、入社するまで内情がわかりづらい管理部門の転職でも安心できます。

応募求人ごとに個別の面接対策を実施するため採用可能性を高められます。インハウスローヤーや法務人員として弁護士の知識・経験を活かしたい方におすすめです。

サービス名 BEET-AGENT(ビートエージェント)
特徴 事業会社の法務部への転職支援が得意なエージェント
サポート内容 ・求人の紹介
・応募書類の添削
・面接対策
・年収交渉
・選考スケジュールの調整
・条件交渉
運営会社 株式会社アシロ
公式サイト https://beet-agent.com/

法務・弁護士転職ナビ

法務・弁護士転職ナビは、法務・弁護士分野に専門特化した転職支援サイトです。

20代の若手と30代のミドル層の利用率が高く、大手企業のインハウスから優良法律事務所までカバーしています。

専門性の高いコンサルタントが、求人紹介から内定後のフォローまで転職活動を全面的にバックアップします。

サービス名 BEET-AGENT(ビートエージェント)
特徴 事業会社の法務部への転職支援が得意なエージェント
サポート内容 ・求人の紹介
採用企業からのスカウト受信
運営会社 株式会社マイナビ
公式サイト https://tennavi-job.com/houmu/

企業法務革新基盤

企業法務革新基盤は、弁護士と法務人材に特化した転職支援サービスです。

質の高いコンサルタントによるテーラーメードなキャリア設計支援を強みとしており、将来のビジョンや業務内容、マーケット情報等のさまざまな情報を整理分析してキャリア設計支援を行います。

独占契約を結んでいる法律事務所や企業も多いため、ほかにはない求人との出会いに期待できます。

サービス名 企業法務革新基盤
特徴 テーラーメードなキャリア設計支援
サポート内容 ・求人の紹介
・キャリア設計支援
運営会社 企業法務革新基盤株式会社
公式サイト https://lawplatform.co.jp/agentsearch/

MS Agent

MS Agentは、管理部門・士業特化型の転職エージェントです。

専門特化型のエージェントとして30年以上の実績がある老舗なので、蓄積された転職ノウハウの提供と独自ネットワークによる求人紹介を受けられます。

職種ごとに専門特化したアドバイザーがサポートするため、弁護士の転職にも対応可能です。上場企業との取引が多いエージェントなので、上場企業のインハウスローヤーを希望する方は相談してみましょう。

サービス名 MS Agent
特徴 30年以上の実績を持つ管理部門に特化した老舗転職エージェント
サポート内容 ・求人の紹介
・各種交渉
・応募書類の作成サポート
・転職相談会、セミナーへの参加
運営会社 株式会社MS-Japan
公式サイト https://www.jmsc.co.jp/

アガルートキャリア

アガルートキャリアは、法律専門家の転職支援に特化したキャリアサービスです。

法律業界での豊富な経験と専門知識を持つキャリアアドバイザーが、弁護士の転職活動を効果的にサポートします。

アガルートは元々法律資格試験の受験指導で知られていましたが、その専門性を活かして転職支援サービスも展開しています。

サービス名 アガルートキャリア
特徴 士業の転職支援が得意なエージェント
サポート内容 ・求人の紹介
・各種交渉
・応募書類の作成サポート
・転職相談会、セミナーへの参加
運営会社 株式会社ファンオブライフ
公式サイト https://agaroot-career.jp/

ヒュープロ

ヒュープロ(Hupro)は、士業・管理部門の転職に特化した転職エージェントです。

弁護士の転職支援についても一定のサービスを提供しています。

企業法務部門への転職を希望する弁護士の方、特に早期の転職決定を望む方にとっては検討の価値があるサービスです。

サービス名 ヒュープロ(Hupro)
特徴 スピード感のある転職支援が得意
サポート内容 ・求人の紹介
・各種交渉
・応募書類の作成サポート
運営会社 株式会社ヒュープロ
公式サイト https://hupro-job.com/

弁護士の主な転職活動方法

弁護士が転職を検討する際には、いくつかの方法があります。どの転職活動方法が最適かは、以下のような要素によって異なります。

  • 転職経験: 初めての転職であれば、転職エージェントのサポートが心強い
  • 時間的余裕: 忙しい場合は、効率的にサポートしてくれる転職エージェントの利用がおすすめ
  • 人脈の広さ: 業界内の人脈が豊富なら、知人からの紹介も効果的
  • 希望の明確さ: 特定の事務所や企業を強く希望する場合は、直接応募も検討する価値がある
  • 市場価値の把握: 自分の市場価値を客観的に知りたい場合は、転職エージェントの利用が有効

それぞれの方法にはメリットとデメリットがありますので、自分の状況や希望に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。

ここでは、弁護士の主な転職活動方法について詳しく解説します。

ひまわり求人求職ナビを使って応募する

「ひまわり求人求職ナビ」は日本弁護士連合会(日弁連)が運営する弁護士専門の求人サイトです。

法律事務所や企業の法務部門など、弁護士資格を活かせる求人情報が掲載されています。

メリット

  • 弁護士に特化した求人情報を無料で閲覧できる
  • 日弁連が運営しているため信頼性が高い
  • 全国の求人情報にアクセスできる
  • 自分のペースで求人を探せる

デメリット

  • 公開されている求人のみにアクセスできる(非公開求人は見られない)
  • 自分で応募書類を準備し、面接対策も自力で行う必要がある
  • 求人数が限られている場合がある
  • 条件交渉などのサポートを受けられない

気になる事務所や企業へ直接応募する

特定の法律事務所や企業で働きたいという明確な希望がある場合は、その組織に直接応募するという方法もあります。

メリット

  • 自分が本当に働きたい組織にピンポイントでアプローチできる
  • 積極性や熱意をアピールしやすい
  • 中間コストがなく、組織と直接コミュニケーションが取れる
  • 採用していなくても将来的な採用の可能性を探れる場合もある

デメリット

  • 現在採用していない場合は時間の無駄になることも
  • 応募書類作成や面接対策などをすべて自分で行う必要がある
  • 相場に関する情報がないため、条件交渉が難しい
  • 複数の事務所や企業に同時に応募する場合、管理が大変

知人から紹介を受ける

弁護士業界内の人脈を活用し、知人や同僚から転職先を紹介してもらう方法です。

メリット

  • 内部事情を知ったうえでの紹介のため、ミスマッチが少ない
  • 推薦があることで選考が有利に進むことがある
  • 公開されていない求人情報にアクセスできる可能性がある
  • 職場の雰囲気や文化についての生の情報を得られる

デメリット

  • 人脈に依存するため、選択肢が限られる
  • 紹介者との関係性を考慮する必要があり、断りにくいこともある
  • キャリアの選択が第三者に知られることになる
  • 紹介に頼りすぎると、市場価値の客観的な評価が難しい

転職エージェントから紹介を受ける

弁護士専門の転職エージェントや法務に強い転職エージェントに登録し、キャリアカウンセリングを受けながら求人を紹介してもらう方法です。

メリット

  • 非公開求人を含む多数の求人情報にアクセスできる
  • 弁護士市場に精通したアドバイザーから客観的なキャリアアドバイスが受けられる
  • 履歴書・職務経歴書の添削や面接対策などのサポートを受けられる
  • 条件交渉を代行してもらえる
  • 市場価値を客観的に把握できる

デメリット

  • エージェントの質やネットワークによってサービスに差がある
  • 希望と合わない求人を紹介されることもある
  • 自分の市場価値よりも高い転職先を求めすぎると、紹介が滞ることも
  • 成功報酬型のため、転職が決まらないと熱心さが低下することもある

弁護士が転職エージェントを利用するメリットとは?支援内容・転職成功事例有り


転職エージェントを使って転職活動をすべき弁護士タイプ

弁護士は論理的思考力や情報収集能力に長けている方が多く、自力での転職活動でも成果を上げられる場合があります。

しかし、特定の状況やニーズがある場合は、転職エージェントの専門的なサポートを活用することで、より効率的かつ効果的に転職活動を進められるでしょう。

ここでは、特に転職エージェントの利用がおすすめの弁護士タイプについて解説します。

転職活動にかける時間が十分に取れない方

弁護士は一般的に業務が多忙で、転職活動に十分な時間を割くことが難しいケースが多くあります。

案件対応や依頼者とのミーティング、裁判所への出廷など、日々の業務に追われる中で、自分で求人を探し、応募書類を作成し、面接の準備をするのは大きな負担です。

転職エージェントを利用すれば、条件に合った求人の選定から応募書類の添削、面接日程の調整まで多くのプロセスを代行してもらえるため、限られた時間を効率的に使うことができます。

スケジュールに合わせてサポートを受けられるエージェントも多いため、現職を続けながら効率良く転職活動を進めることが可能です。

市場価値を把握したい方

転職を具体的に考えていなくても、現在の自分の市場価値を客観的に知りたいと考える弁護士もいるでしょう。

現職での昇給交渉や今後のキャリアプランを考える上でも、市場価値の把握は重要です。

転職エージェントに登録してキャリアカウンセリングを受けることで、現在の経験やスキルがどの程度の市場価値を持つのか、どのようなキャリアパスの選択肢があるのかを客観的に評価してもらえます。

また、さらなるキャリアアップのためにはどのようなスキルを磨くべきか、どのような経験を積むべきかなど、将来を見据えたアドバイスも得られるでしょう。

法律事務所から企業への転職を検討している方

法律事務所と企業法務部では、求められるスキルや業務内容、組織文化が大きく異なります。

法律事務所では特定の法律分野に特化した専門性が求められることが多いのに対し、企業法務ではビジネス感覚や社内調整能力なども重視されます。

転職エージェント、特に法務領域に精通したエージェントであれば、企業法務の特性や求められる人材像について詳しい情報を提供してくれます。

また、法律事務所での経験をどのように企業法務のスキルセットとして表現すべきか、面接ではどのような点をアピールすべきかなど、異業態への転職特有のアドバイスも受けられます。

未経験の分野に挑戦したい方

弁護士としてのキャリアを重ねる中で、これまで経験していない法律分野や業界に挑戦したいと考える方も少なくありません。

しかし、未経験分野への転職は、実績やコネクションがないため自力では難しい場合が多いでしょう。

転職エージェントは様々な法律分野や業界の求人情報を持っており、弁護士のスキルや適性を見極めたうえで求人を紹介してくれます。

また、これまでの経験やスキルをどのように新しい分野でアピールすべきか、どのような点を補強すべきかなど、キャリアチェンジを成功させるためのアドバイスを得ることが可能です。

大手法律事務所を希望する方

大手法律事務所は一般的に高い競争率があり、採用基準も厳しいことが多いです。

特に経験者採用では、特定の専門性や実績、語学力など具体的な要件が設定されていることがあります。

大手法律事務所とコネクションを持つ転職エージェントであれば、公開されていない求人情報や採用担当者の意向など、内部事情に詳しい情報を得られる可能性があります。

また、大手事務所の選考プロセスに精通しているため、効果的な応募書類の作成方法や面接対策についてもアドバイスを受けられます。さらに、大手事務所への転職実績が豊富なエージェントであれば、推薦枠を持っていることもあり、選考で有利になるケースもあります。

年収にこだわりがある方

弁護士の年収は事務所や企業、経験年数、専門分野によって大きく異なります。

単に高収入を目指すだけでなく、自分の市場価値に見合った適正な報酬を得るためには、市場動向や相場観を把握することが重要です。

転職エージェントは様々な法律事務所や企業の給与水準に関する情報を持っており、弁護士の経験やスキルに応じた適正な年収レンジをアドバイスしてくれます。

また、条件交渉に対応していることが多く、自分では言いにくい年収や待遇面の交渉を代行してくれます。

これにより、市場価値に見合った、あるいはそれ以上の好条件を引き出せる可能性が高まるでしょう。

ワークライフバランスを改善したい方

長時間労働や休日出勤が常態化している法律事務所から、よりワークライフバランスの取れた環境に移りたいと考える弁護士も多いでしょう。

しかし、表面的な情報だけではその職場の実態を把握することは難しいことが多いです。

転職エージェントは各法律事務所や企業の労働環境や組織文化について詳しい情報を持っています。

残業時間の実態、休暇取得状況、リモートワークの可否など、公開情報だけでは分からない内部事情を教えてくれます。

また、ワークライフバランスを重視する弁護士の転職支援実績があるエージェントであれば、好条件でありながら働きやすい環境の求人を紹介してくれる可能性が高いでしょう。

弁護士の転職での転職エージェントの選び方

弁護士が転職活動を成功させるためには、適切な転職エージェントを選ぶことが極めて重要です。

専門性の高い弁護士という職業に対応できるエージェントであるかどうかを見極めるポイントを解説します。

弁護士やインハウス・法務の求人件数

転職エージェントを選ぶ際、最も基本的な判断基準となるのが取り扱っている求人の数と質です。

特に弁護士の場合は、一般的な職種と比べて求人数が限られているため、法務分野の求人を豊富に持つエージェントを選ぶことが重要です。

【チェックポイント】

  • 法律事務所の求人数(規模別、分野別)
  • 企業内弁護士(インハウスローヤー)の求人数
  • 官公庁や非営利団体など多様な法務職の求人
  • 非公開求人の取り扱い状況
  • 求人の新鮮さ(定期的に更新されているか)

大手エージェントでも弁護士求人が少ない場合がある一方で、弁護士専門の中小エージェントのほうが質の高い求人を多数持っている場合もあります。

そのため、求人数だけでなく、自分の希望に合った求人の質と量のバランスを見極めましょう。

法律事務所から企業への転職、あるいはその逆など、希望するキャリアパスに強みを持つエージェントを選ぶことも大切です。

業界や職種に対する知識、情報量

弁護士の転職をサポートするには、法律業界の特性や動向を深く理解していることが不可欠です。

業界に精通したエージェントは、弁護士としてのスキルや経験を適切に評価し、最適なキャリアパスを提案できます。

【チェックポイント】

  • 法律事務所の特性や文化に関する知識
  • 企業法務部の役割や求められるスキルの理解
  • 法律分野ごとの市場動向の把握
  • 弁護士の経験年数やバックグラウンドに応じた適切なアドバイス
  • 法律業界特有の採用慣行への理解


初回面談で担当者に質問をすることで、その知識や情報量を確認できます。

例えば、特定の法律分野の市場動向や、企業法務で求められるスキルの変化など、具体的な話題について質問してみましょう。

専門的かつ具体的な回答が得られるかどうかで、エージェントの質を判断できます。

サポート体制は充実しているか

弁護士の転職においては、応募書類の作成から面接対策、条件交渉まで、各段階で専門的なサポートが必要です。

特に忙しい弁護士にとって、充実したサポート体制は転職成功の大きな要因となります。

【チェックポイント】

  • 履歴書・職務経歴書の添削サポート
  • 法律業界特有の選考対策(ケーススタディ対応など)
  • 面接対策の質と量
  • 条件交渉のサポート体制
  • 内定後のフォローアップ
  • 転職後のアフターケア


サイトに記載されているサポート内容の確認だけでなく、実際にどの程度まで手厚いサポートを受けられるのかを具体的に確認することが重要です。

そのため、一度面談をして直接確認すると利用するべき転職エージェントに出会えるでしょう。

また、担当者の対応スピードや連絡頻度も重要な判断材料です。

忙しい弁護士のスケジュールに合わせて柔軟に対応してくれるエージェントを選ぶことで、効率的に転職活動を進められます。

丁寧にキャリアカウンセリングをしてくれるか

弁護士の転職では、単に求人を紹介してもらうだけでなく、長期的なキャリア展望に基づいた適切なアドバイスが重要です。

質の高いキャリアカウンセリングは、自分自身では気づかなかった可能性や選択肢を見出すきっかけとなります。

【チェックポイント】

  • カウンセリングの深さと時間
  • 弁護士としてのキャリアパスへの理解
  • 個人の強みや弱みを的確に分析する能力
  • 中長期的なキャリア設計の視点
  • キャリアに関する質問への的確な回答
  • 単なる求人紹介に終始していないか

初回面談での対応を見れば、エージェントのキャリアカウンセリングの質がある程度判断できます。

自分の経歴や希望を丁寧に聞き取り、それに基づいた具体的なアドバイスをしてくれるか、表面的な質問だけで終わってしまうかなどを観察しましょう。

また、単に「今」の転職だけでなく、5年後、10年後を見据えたキャリア設計の視点があるかどうかも重要な判断基準になります。

弁護士としての専門性を深めるか、マネジメント志向で進むか、企業法務にシフトするかなど、様々な選択肢とその長所・短所を提示してくれるエージェントが理想的です。

弁護士の転職に転職エージェントは信用できない?信用に足るエージェントを見極め・出会う方法

弁護士が転職エージェントを利用するときの注意点

転職エージェントは弁護士の転職活動を効率的に進めるための強力なパートナーとなり得ますが、そのメリットを最大限に活かすためには適切な利用方法を知ることが重要です。

ここでは、弁護士が転職エージェントを利用する際に押さえておくべき注意点について解説します。

自分のキャリアプランや希望条件を明確に伝える

転職エージェントがあなたに最適な求人を紹介するためには、あなた自身が求めるものを明確に伝える必要があります。

曖昧な希望条件では、ミスマッチな求人紹介が続き、時間の無駄になってしまいます。

【具体的なアプローチ】

  • 長期的なキャリアビジョンを整理する:単に「今の環境を変えたい」というだけでなく、5年後、10年後にどのような弁護士になりたいのかを考えておきましょう。
  • 優先順位をつける:年収、業務内容、勤務地、ワークライフバランスなど、何を最も重視するのかを明確にします。
  • 譲れない条件と妥協できる条件を区別する:すべての条件を満たす求人は稀です。何が絶対条件で、何なら柔軟に考えられるかを伝えましょう。
  • 過去の経験から学んだこと:これまでの職場で何が合わなかったのか、何が良かったのかを分析し、共有しましょう。
  • 具体例を挙げる:「この事務所のような環境が理想」など、具体的なイメージを伝えると理解されやすくなります。

こうした情報を初回面談で詳細に伝えることで、エージェントはあなたの希望に沿った求人紹介ができるようになります。

また、面談後も新たな考えや条件の変更があれば、随時担当者に伝えることが大切です。

転職意欲を見せる

転職エージェントは基本的に成功報酬型のビジネスモデルで運営されており、転職が決まらなければ報酬を得られません。

そのため、転職意欲が高く、成約可能性の高い候補者を優先的にサポートする傾向があります。

【具体的なアプローチ】

  • レスポンスの速さ:エージェントからの連絡には迅速に返答しましょう。数日経過してからの返信は意欲の低さと判断される可能性があります。
  • 面接の優先度:面接のオファーがあった場合、可能な限り早期に調整する姿勢を見せましょう。
  • 積極的な質問:紹介された求人について詳細を質問したり、追加情報を求めたりすることで、真剣に検討していることを示せます。
  • フィードバックの共有:面接後の感想や、求人に対する具体的な懸念点などを率直に伝えましょう。
  • 現実的な転職時期の提示:「いつでも転職できる」と伝えることで、即戦力として紹介しやすくなります。

ただし、見せかけだけの意欲は禁物です。

本気で転職を考えていない段階でエージェントに多くの時間を割いてもらうことは、お互いにとって不利益となります。

複数登録して厳選する

転職エージェントはそれぞれ得意分野や取り扱う求人が異なります。

一社だけに絞るのではなく、複数のエージェントを並行して利用することで、より多くの選択肢にアクセスできます。

【具体的なアプローチ】

  • 特性の異なるエージェントを選ぶ:弁護士特化型と総合型、大手と中小など、異なる特徴を持つエージェントを組み合わせると効果的です。
  • 3〜5社程度に絞る:多すぎると管理が大変になるため、まずは3〜5社程度に登録し、徐々に絞り込むことをおすすめします。
  • 情報の整理:エージェントごとに紹介された求人や進行状況を記録しておきましょう。
  • 重複求人の確認:同じ求人を複数のエージェントから紹介された場合は、最初に紹介したエージェントを通じて応募するのがマナーです。
  • 各エージェントの長所を活かす:キャリアカウンセリングが充実しているエージェント、条件交渉に強いエージェントなど、それぞれの強みを理解して活用しましょう。

ただし、複数のエージェントを並行利用する場合でも、各担当者には誠実に対応することが重要です。信頼関係を築くことで、より質の高いサポートを受けられます。

紹介された求人に興味がなかったら無理に応募しない

エージェントから紹介された求人に対しては、率直な反応を伝えることが重要です。興味がない求人に無理に応募しても、時間と労力の無駄になるだけでなく、エージェントとの信頼関係にも影響します。

【具体的なアプローチ】

  • 率直に伝える:興味がない理由を具体的に説明することで、次回のマッチング精度が向上します。
  • 建設的なフィードバック:「〇〇の点が自分の希望と合わない」など、具体的な理由を伝えましょう。
  • 代替案を提案する:「このような求人であれば検討したい」と具体的な希望を伝えることも有効です。
  • 断る勇気を持つ:エージェントとの関係維持のために不本意な応募をするのは避けましょう。
  • 応募する場合は最後まで責任を持つ:応募を決めたら、面接などのプロセスは誠実に対応しましょう。

エージェントにとって大切なのは、最終的に転職が決まることです。

無理な応募より、効率的なマッチングの方が双方にとって有益です。

弁護士が転職エージェントを使う流れ

弁護士が転職エージェントを活用して転職活動を行う場合、一般的には以下のような流れで進みます。各ステップごとの詳細と注意点を解説します。

転職エージェントに登録する

まずは、インターネットなどの情報をもとに自分に合いそうな転職エージェントを探します。

転職エージェントの登録はほとんどが無料で、ウェブサイトから簡単に行えます。登録すると、担当のコンサルタントから連絡がくるので待ちましょう。

3〜5社程度に登録し、後でサービスの質を比較できるようにしておくと良いでしょう。

対面または電話でキャリア面談を実施

担当のコンサルタントと対面または電話でキャリア面談を行います。キャリア面談では、自分の経歴やスキル、希望する働き方や条件などを伝えます。

そのため、職務経歴書を事前に準備しておくと、より具体的な話ができるでしょう。

マッチする求人を紹介してもらう

キャリア面談の内容をもとに、担当者があなたの希望や経験にマッチする求人を紹介してくれます。

この段階では、できるだけ多くの選択肢を検討できるよう、オープンな姿勢で臨むことが大切です。

気になる点や不明点は遠慮なく質問してください。

エージェントからの求人紹介は一度きりではなく、継続的に行われます。定期的にコミュニケーションを取り、新しい求人情報を得続けることが重要です。

応募する求人を選定する

紹介された求人に応募するかどうかを決めます。紹介されたものの、まったく自分に合わないと判断した場合には応募しなくても問題ありません。

応募すべきかどうか迷った場合は、エージェントに相談しましょう。

紹介された求人のすべてに応募しているとかえって非効率になる場合があるので、自分でよく検討しましょう。

応募する求人を決定したら、エージェントに応募の意思を伝えます。応募書類の準備や選考プロセスの調整は、基本的にエージェントが代行してくれます。

書類選考・面接

応募後は、書類選考と面接というオーソドックスな選考プロセスに進みます。

ただし、弁護士という専門職の特性上、選考方法や重視されるポイントは一般的な職種とは異なる場合があります。

エージェントは面接対策だけでなく、選考の進捗状況の確認や、企業・事務所とのコミュニケーションも代行してくれます。不安な点があれば積極的に相談しましょう。

内定

面接をクリアすると、内定通知を受け取ります。この段階では、条件の確認と交渉が重要なポイントとなります。

内定後には入所・入社に向けた準備や現職の引継ぎなど、やるべきことが多くあります。

エージェントは入所・入社までの各種手続きについてもサポートしてくれるので、わからないことは相談しましょう。

弁護士が転職を成功させるためのポイント

最後に、弁護士が満足度の高い転職を実現させるためのポイントを解説します。

転職の条件に優先順位を付ける

転職を考える弁護士の多くは、さまざまな条件を持っています。

しかし、すべての条件を完璧に満たす転職先を見つけることは非常に難しいのが現実です。そのため、何を最も重視するのかを明確にし、優先順位を付けておくことが重要です。

とくに、転職活動が長期化する場合は、定期的に優先順位を見直しましょう。状況の変化に応じて柔軟に調整することも大切です。

転職後のビジョンを明確にする

単に「今の職場を離れたい」という理由だけで転職を考えるのではなく、転職後のキャリアビジョンを明確にすることが重要です。

5年後、10年後に自分がどのような弁護士になっていたいのか、そのためには今どのようなステップが必要なのかを考えましょう。

専門性を深めるのか、それとも異なる分野へ挑戦するのか、どのような働き方を目指すのか(パートナー、インハウス、独立など)をイメージしておくことも大切です。

弁護士経験の棚卸しを行う

自分の経験やスキルを客観的に評価し、市場での競争力を把握することが重要です。

特に弁護士の場合、単なる経験年数だけでなく、どのような案件を何件扱ったか、どのような専門性を持っているかなど、具体的な実績が評価されます。

特に重要な案件、困難な交渉、画期的な解決策など、印象に残る成果をリストアップしておきましょう。

自分でも転職情報を調べる

転職エージェントからの情報だけに頼らず、自分自身でも積極的に情報収集することが重要です。

エージェントはあくまでパートナーであり、最終的な判断は自分自身がするものです。

事務所・企業の研究、法律業界全体や自分の専門分野の最新動向はおさえておきましょう。

人柄もアピールできるようにする

弁護士の転職では、専門知識や実績も重要ですが、一緒に働く相手としての人柄も大きく評価されます。

特にチームで案件を担当することが多い法律事務所では、コミュニケーション能力や協調性も重視されるポイントです。

法律の専門知識が同等であれば、最終的には「一緒に働きたい」と思わせる人柄が選考を左右することが少なくありません。

特に少人数の事務所では、このファクターが重要になります。

まとめ

弁護士の転職は一般的な職種と異なる特性があるため、その特性を理解したエージェントを選ぶことが成功への近道です。

求人数、業界知識、サポート体制、キャリアカウンセリングの質という4つの観点から複数のエージェントを比較検討し、自分に最適なパートナーを見つけましょう。

転職エージェントは単なる求人仲介業者ではなく、キャリア構築のアドバイザーとして長期的な関係を築ける存在が理想的です。

初回面談での対応を見極め、信頼できるエージェントと協力して、次のキャリアステップへ進みましょう。

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