fbpx

弁護士専門の転職・求人情報サイトならNO-LIMIT

求人を探す 求人紹介はこちら

パラリーガルを辞めたくなる7つの理由|転職理由と業務経験を活かせる仕事を解説

更新日: 公開日:

法律事務所に勤務するパラリーガルは、弁護士と依頼主の話し合いに同席して相談内容を記録したり、法律・判例の調査や書類作成をおこなったりします。専門的な知識を求められるシーンでは、やりがいを感じられる仕事かもしれません。

しかしパラリーガルは法律事務所に欠かせない存在である一方、弁護士のさまざまな補助業務を担うため、負荷がかかりすぎてつらい思いをする可能性があるのも事実です。業務に不満を抱き、辞めたいと考える方も少なくないといいます。

そこで今回はパラリーガルが仕事を辞めたいと考える理由を挙げ、転職前にすべきことやキャリアを活かせる仕事を解説します。

パラリーガルからの転職を検討している方や、経歴を武器にキャリアチェンジしたい方は参考にしてください。

パラリーガルにおすすめの転職エージェント
名称 特徴
NO-LIMIT パラリーガルの転職支援実績がある、法曹業界特化の転職エージェント。事業会社もあるが、法律事務所の求人が豊富。
BEET 事業会社の法務部など、バックオフィスの転職に特化。パラリーガルを辞めて、キャリアチェンジを目指す人におすすめ。

パラリーガルになれる国内唯一の専門スクール『AG法律アカデミー

AG法律アカデミー
講座詳細はこちら
公式サイト:https://paralegal.co.jp/

AG法律アカデミーが未経験者に選ばれる理由
毎年100名を超える法律事務未経験者が,近い将来パラリーガルになることを目指して、AGで学びパラリーガル資格を取得しています。そして、パラリーガル資格を持った多くのAGの修了生たちが,全国の法律事務所で今日もパラリーガルとして活躍しています。

このような方におすすめ
・転職に強い事務職の専門スキルを身につけたい
・法律事務所に入るのに必要なスキルが知りたい
・効率よくパラリーガルスキルを身につけたい
・年収が高い事務職に就きたい!

未経験からパラリーガルになれる国内唯一の専門スクール『AG法律アカデミー

AG法律アカデミー

公式サイト:https://paralegal.co.jp/

毎年100名を超える法律事務未経験者が,近い将来パラリーガルになることを目指して、AGで学びパラリーガル資格を取得しています。そして、パラリーガル資格を持った多くのAGの修了生たちが,全国の法律事務所で今日もパラリーガルとして活躍しています。

下記のような方におすすめ!


・事務職の専門スキルを身につけたい
・法律事務所への転職に興味がある
・効率よくパラリーガルスキルを身につけたい
・高年収の事務職につきたい!

公式サイトこちら

公式サイト:https://paralegal.co.jp/

パラリーガルが仕事を辞めたいと感じる7つの状況

弁護士のサポートを担うパラリーガルのなかには、「仕事を辞めたい」と考える方がいるのも事実です。

では、どのような状況が生じた際に辞めたいと感じるのでしょうか。ここでは、退職理由に考えられるシーンを7つ挙げて解説します。

弁護士とそりが合わない

パラリーガルは弁護士業務をサポートする職種のため、担当弁護士との相性がモチベーションに影響する可能性があります。互いに意思疎通を図れなかったりコミュニケーションがうまくいかなかったりすると、弁護士に対して「そりが合わない」と感じ、仕事を辞めるきっかけになるかもしれません。

また、弁護士から「仕事が遅い」「なぜできないんだ」などの指摘が続き、仕事内容を評価してもらえないことで事務所の退職を考えてしまうでしょう。

パラリーガルは弁護士のパートナー的存在のため、相性が悪いと「この人とはうまく仕事ができない」「辞めたい」という考えに行きついてしまうものと思われます。

人材育成の環境が整っていない

パラリーガルのなかには、法律事務所での教育体制が不足している理由で「辞めたい」と考える方がいます。

とくに中小規模の法律事務所だとそもそもの人員が少ないため、業務内容を丁寧に教えてもらえる環境が整っていないケースがほとんどです。

たとえ「わからなければ聞いてね」と言われていても、弁護士の日々忙しそうな様子から、尋ねにくいと感じるケースもあるでしょう。

結果的に正しい手順がわからないまま時間が過ぎ、仕事が終わらなかったりミスを連発したりすると、辞めたい気持ちが浮上するのは避けられないかもしれません。

専門性の高い業務こそ、教育体制がなければモチベーションの低下を招いてしまうと思われます。

担当の弁護士次第でスケジュールが左右される

パラリーガルは基本的に弁護士とチームを組んで業務にあたるシーンが多いため、弁護士の考え方や業務方針と合わず、「仕事がしづらい」と感じてしまう可能性があります。

またパラリーガル自身のスケジュール感で仕事を進めるのは難しく、案件状況に応じて残業が増えたり、休暇が取りづらかったりするのも辞めたい理由となりえます。

どのような弁護士にも柔軟に対応できるスキルをもっていなければ、「仕事がつらい」「振り回されてばかり」と思ってしまうケースもあるでしょう。結果的にパラリーガルを辞めたい気持ちが高まり、リタイアする方が多いといえます。

給与が低い・昇給しにくい

パラリーガルをリタイアする方のなかには、収入面に不満を抱くケースもあるようです。

パラリーガルの平均年収は、年齢が上がるにつれて上昇傾向にあり、最低値は20~24歳の年収262万円、最高値は55~59歳の年収443万円となっています。

なお、国内における給与所得者の平均年収は433万円となっています。そう考えると、専門性の高いパラリーガルの仕事は、業務に見合った給与をもらえていないと感じる方が多いのかもしれません。

パラリーガルの年齢別平均年収
年齢 月収 年収
20~24歳 18万5,000円 262万円
25~29歳 22万5,000円 310万円
30~34歳 25万5,000円 346万円
35~39歳 27万円 387万円
40~44歳 29万円 415万円
45~49歳 30万円 424万円
50~54歳 31万5,000円 432万円
55~59歳 32万円 443万円
60~65歳 25万円 340万円

また、上記の一覧表では年齢の変化とともにパラリーガルの給与額が増加する仕組みになっていますが、勤務する法律事務所によっては昇給しにくいケースがあるのも事実です。このような給与額に対する不満が募ると、パラリーガルを辞めたいという気持ちが生じやすくなるでしょう。

※参考:パラリーガルの平均年収は373万円|中央値や年齢別比較・年収を上げる4つの方法も解説|AG法律アカデミー

※参考:令和3年分_民間給与実態統計調査|国税庁

業務範囲が広く激務になりやすい

パラリーガルはさまざまな業務を同時進行するケースが多く、日々仕事に追われていると十分な休息をとれないこともあります。

また大手の場合はパラリーガル・事務員・秘書の業務がきちんと割り振られていますが、中小規模の法律事務所だと、全ての事務業務をパラリーガルが担っているケースも少なくありません。そうなれば、本来パラリーガルがおこなう顧客へのヒアリングや訴状起案などの業務以外に、弁護士のスケジュール管理や来所者へのお茶出しといった仕事も舞い込んでくるでしょう。

自身の業務に専念できず心身共に疲れ果ててしまい、激務な環境から解放されるためにリタイアを検討する方がいると思われます。

雑務ばかりでスキルの習得につながらない

パラリーガルの仕事は、表向きは「法律事務員」という弁護士の指示で法律事務業務を補佐する仕事とされています。そのため、パラリーガルのなかには司法試験の合格を目指しながら勤務する方や、仕事を通じて専門性を高めようとする方も多く存在しています。

しかし実際は、事務所によって書類整理やお茶出しなどの一般事務がメインだったり、弁護士のスケジュール管理や身の回りの世話をおこなう弁護士秘書を兼任したりと、法的スキルの習得が思うように進まない場合もあるのです。

法律に触れる専門性が高い仕事ができると思って入所した場合には、イメージとの落差からパラリーガルを辞めたい気持ちが高まっても仕方がないかもしれません。パラリーガルで法律の知識を高めたい方は、事務所での業務内容を確認したうえで他事務所への転職を検討する必要があります。

携わる案件次第では精神的負担が生じる

パラリーガルは弁護士とチームを組んで業務にあたるため、携わる案件次第では精神的負担が生じるケースがあります。

そもそも法律事務所を頼る方は、なんらかの事情を抱えている人ばかりです。生活に苦しんでいる人、相続でもめた人、浮気した人・された人、罪をおかした人など、そのような方が弁護士の力を借りて問題を解決したいと来所されます。

パラリーガルの業務は、依頼者の相談内容が濃いものほど精神的負担も大きいと思われます。

もちろん困っている人を助ける弁護士のサポートという面では、非常にやりがいのある仕事です。しかし、重い案件が続くと精神的な負担が増え、次第にモチベーションが低下してしまう可能性もあるでしょう。

 

このように、パラリーガルが仕事を辞めたいと感じるシーンはさまざまです。自身が身を置く環境や依頼される業務、携わる案件によって、モチベーションが左右されると考えられます。

もしパラリーガルを辞めたいと思ったら、一度立ち止まり、なぜそのような気持ちになっているのかを考えてみるのが良いかもしれません。

パラリーガルにおすすめの転職エージェント
名称 特徴
NO-LIMIT パラリーガルの転職支援実績がある、法曹業界特化の転職エージェント。事業会社もあるが、法律事務所の求人が豊富。
BEET 事業会社の法務部など、バックオフィスの転職に特化。パラリーガルを辞めて、キャリアチェンジを目指す人におすすめ。

パラリーガルを辞めたくなったらすべき3つのこと

一度「パラリーガルを辞めたい」と思うと、気持ちを覆すのはなかなか難しいものです。

しかしパラリーガルは一般的な事務と異なり、法律を学んだり弁護士のそばで法律相談や打ち合わせに同行して貴重な経験を積んだりできる場面も多く、一時的な感情で辞めてしまうと後悔する可能性があります。

パラリーガルを辞めたくなったら、以下の3つを確認しましょう。

  1. 本当にパラリーガルを辞めるべき状況か
  2. 備わっているスキル
  3. 保有資格

ここからは、パラリーガルを辞めたい人がすべき行動について詳しく解説します。

本当に辞めるべきか状況を整理する

パラリーガルを辞めたい方は、本当に辞めるべきかを冷静に判断するために状況を整理しましょう。そのうえで「辞めた方が良い」となれば、リタイアしても後悔なく過ごせるはずです。

また、人によっては所属している法律事務所を変えるだけで問題が解決するケースもあります。パラリーガルを続けるべき人とそうでない人の違いは、以下で詳しく紹介しています。

パラリーガルを続けるべき・事務所を変えるべき方

まず以下項目のいずれかが該当する方は、パラリーガルの継続をおすすめします。

  • なんとなく辞めたい人
  • パラリーガルの業務自体は好きな方
  • 改善の余地がある問題に悩んでいる方
  • 現在の職場で何も成果を残していない方

「パラリーガルの仕事は好きだけど、なんとなく面白くない」など明確な理由がなく、単に辞めたい気持ちが高まっているだけの方や、知識や結果を得られていない方は、辞めてしまうには時期尚早かもしれません。

パラリーガルはサポート業務がメインのため、同じような仕事が続くと退屈に感じるケースがあります。なんの成果も出せずモチベーションの低下だけを理由に辞めてしまうと、自身にとってプラスに働きません。再就職するにしても、採用担当者から「すぐに辞めるかもしれない」と判断される可能性があります。

もし現状の仕事内容や職場環境への不満など、改善の余地がある問題によって辞めたいと思っているなら、一度上司やボス弁護士に相談してみましょう。そうすれば、仕事内容の見直しやキャリア形成など、モチベーションの向上につながる機会を得られるかもしれません。

パラリーガルを辞めるべき方

一方、以下のいずれかが該当する方は、パラリーガルを辞めたほうが自身のためになる可能性があります。

  • 仕事が原因でメンタル不調に陥った方
  • 他にやりたい仕事が見つかっている方
  • パラリーガルの経験をもとにキャリアチェンジしたい方

さまざまな事情が重なり精神状態が不安定になってしまった方は、辞める選択をしてもよいと思われます。自身を守るためや前向きに進むためのリタイアは、決して悪いことではありません。

またパラリーガル以上に興味のある仕事ができたり、今までの経験を活かして新たなフィールドで活躍したりするなどの「かなえたい姿」がある方も、自身の夢を追って退職を決断しましょう。

パラリーガルで得たスキルは汎用性が高いため、さまざまな職種・業界で活かせるものと思われます。自身の状況を整理したうえで辞めたい理由がきちんとある方は、さらなるスキルアップを目指すためにも一歩踏み出してみるとよいでしょう。

備わっているスキルを確認する

パラリーガルを辞めたいと思っている方は、自身にどのようなスキルが備わっているのか退職前に確認するのが大切です。

たとえば以下のスキルは、今後さまざまな業界へ転職する際にも活用できるスキルと思われます。

  • パソコン操作スキル
  • マルチタスクスキル
  • 語学スキル
  • 業務管理スキル
  • コミュニケーションスキル
  • 法関連の専門知識

どのようなシーンで活かせるのかを含め、詳細を確認しておきましょう。

パソコン操作スキル

パラリーガルを含むあらゆる事務職で求められるのが、パソコン操作スキルです。Wordはもちろん、ExcelPowerPointなど、office系のソフトは使いこなせるようにしておきましょう。

操作レベルの目安を把握しておきたい方は、以下を参考にしてください。このようなレベルの操作スキルを備えておけると、一般企業の事務職へ転職しても活用できるでしょう。

パラリーガルに求められるPC操作スキル
ソフトの種類 期待するレベル
Word(ワード) 作成する書類に応じて、文字の種類、サイズ、色の使い分けができる
文字配置の調整や表・画像の挿入ができる
Excel(エクセル) 表やグラフを作成できる
四則計算や簡単な関数(SUM・AVERAGEなど)を利用できる
VLOOKUPやIF、マクロの作成ができるとなおよい
PowerPoint(パワーポイント) わかりやすいプレゼンテーション資料を作れる
画像や表、アニメーションなどを用いて作れる
その他(メールなど) 基本的な送受信操作ができる
ビジネスマナーを踏まえたメール作成ができる
To、Cc、Bccを使い分けられる

マルチタスクスキル

どのような職種でも、複数の仕事を同時並行で進められるマルチタスクスキルがあると、スピーディーに取り組めます。とくに大手企業や未経験業界の事務職へ転職する場合は、仕事の難易度が高くなる可能性もあり、いかに効率よく業務を進められるかが重要です。

企業にもよりますが、ひとつの仕事に時間をかけて丁寧に仕上げるよりも、マルチタスクで素早くできる人材の方が選考で高く評価してもらえるかもしれません。

語学スキル

パラリーガルから転職するなら、自身の語学スキルを把握しておくのも大切です。たとえば企業の法務部や海外に拠点をもつ企業で働くなら、ある程度の英語力を求められる可能性があります。業務のなかには、海外のクライアントとやりとりするための英文資料の作成や、翻訳業務を依頼されるケースがあるかもしれません。

もし語学が必要な法律事務所や、英文事務や貿易事務・特許事務・翻訳事務などの、グローバルに展開する企業の事務職を目指す場合は、TOEICを受験するなどして自身の語学レベルを分かりやすく示せるよう準備するのがおすすめです。

勤め先によって求められる語学力はさまざまですが、ビジネスレベルを基準にするならTOEIC700点以上と思っておくとよいかもしれません。

TOEICなど受験経験がなくても、英文書類の翻訳や作成など実務経験があれば、十分アピールポイントになります。

業務管理スキル

パラリーガルには弁護士に依頼された書類を期日までに作成する以外に、クライアントへの連絡文書の作成や依頼主の来客対応、弁護士のスケジュール調整など、さまざまな業務を一度に管理するスキルが求められます。このような業務管理スキルは、堅実さが求められる企業の法務部門や知財部でも活かせるはずです。

なお業務管理ができる方は、前述したマルチタスクの能力も優れていると思われるため、同時にアピールしておきましょう。

コミュニケーションスキル

パラリーガルとしてある程度の期間を過ごすと、弁護士や他事務スタッフ、依頼者など多くの方との関わりによってコミュニケーションスキルを習得できる可能性があります。コミュニケーションはあらゆる業務を円滑に進めるのに不可欠なスキルのため、今後どのような業界を目指す場合でもアピールできるでしょう。

もし英語での会話も可能なら、転職先の業務内容によっては重宝されることでしょう。

法関連の専門知識

パラリーガルは弁護士の代わりに法的書類の作成や調べものをする機会が多いため、法関連の専門知識を習得できる可能性があります。

所属していた法律事務所によりますが、自身が培った知識がどのような分野の法律知識で、どのような場面でその知識を活用したのか、具体的に示せるように整理しておきましょう。

たとえば、企業法務に関連した専門知識をもっているなら、一般企業の総務部や法務部でリスクマネジメントや契約書のチェック業務などが担えるかもしれません。

保有資格を確認する

パラリーガルを辞めたい方は、自身のスキルをあわせて保有資格も確認しておきましょう。

たとえば、以下の資格があると、パラリーガル時代に培ってきた知識を示す指標になります。

  • 司法書士
  • パラリーガル認定試験
  • 法律事務職員能力認定試験

中長期的に転職を検討している方は、いずれ転職活動の武器にするためにも、各資格の詳細を確認しておきましょう。

司法書士

「司法書士」とは、依頼者の代理で法関連の書類作成・手続きをおこなうにあたり、必要となる国家資格です。受験資格はなく、申し込めば誰でも受けられますが、合格率が非常に低いため「最難関国家資格」ともいわれています。

パラリーガルのなかには、より主体的に業務へ取り組みたい思いから、キャリアアップのために司法書士資格の取得を目指す方もいます。もし取得がかなえば、司法書士の仕事を受任できるのはもちろん、法律事務のスキルを分かりやすく示すことができるため転職でも有利に働くでしょう。

パラリーガル認定資格

「パラリーガル認定資格」とは、一般社団法人日本リーガルアシスタント協会が実施する国内唯一のパラリーガル資格です。この資格を取得していると、法律の知識がある程度備わっている証明になるため、リーガル関連職への転職を考えている方なら、転職活動で有利になる可能性があります。

なお、パラリーガル認定資格には以下3つのタイプがあり、自身のレベルに合わせた受験が可能です。

  • 初級:エレメンタリー・パラリーガル
  • 中級:インターメディエイト・パラリーガル
  • 上級:アドバンスド・パラリーガル

これらの資格は東京・大阪で年4回実施されており、AG法律アカデミー主催の「パラリーガル認定資格講座」の受講を経て、受験が可能となります。

参考:パラリーガルの学校 AG法律アカデミーの特徴|AG法律アカデミー

法律事務職員能力認定試験

「法律事務職員能力認定試験」とは法律事務職員の能力向上を目的にした資格で、日本弁護士連合会が実施しています。

2022年に実施された第14回認定試験では379人の方が受験し、合格者は211人となっています。合格率は55%と安定しているため、自身の能力レベルを確認するために受験するのもよいかもしれません。試験に合格すれば、法律事務員としての自身の価値を高められるでしょう。

 

このように、パラリーガル経験で得たスキルや資格は、転職先のさまざまなシーンで活かせる可能性があります。

パラリーガルを辞めたいと思ったら、転職前に一度自身の能力を振り返り、何ができて何ができないのかを把握したうえで転職活動をおこないましょう。そうすれば、自身のスキルを活かせる場所で適切な仕事に就けるはずです。

パラリーガルにおすすめの転職エージェント
名称 特徴
NO-LIMIT パラリーガルの転職支援実績がある、法曹業界特化の転職エージェント。事業会社もあるが、法律事務所の求人が豊富。
BEET 事業会社の法務部など、バックオフィスの転職に特化。パラリーガルを辞めて、キャリアチェンジを目指す人におすすめ。

パラリーガルの経験・スキルを活かせる転職先

パラリーガルの経験・スキルを活かして新たなステージで活躍するには、以下の転職先を検討するとよいかもしれません。

  • 法律事務所
  • 企業の法務部門
  • 企業の一般事務
  • 知的財産管理・特許事務

よりイメージに近い転職先を探すためにも、詳細を確認しておきましょう。

他の法律事務所

パラリーガルが転職を考える際、現在の法律事務所から異なるタイプの事務所へ移るのもおすすめです。

たとえば個人の法律事務所から準大手・中堅の事務所へステージを変えれば、それだけで働き方が大きく変化する可能性があります。取り扱う案件が異なれば、新たな知識の習得にもつながるでしょう。

また大規模法律事務所では待遇や教育制度が充実しているケースも多く、働く環境が原因で「パラリーガルを辞めたい」と思っていた方でも、モチベーションを維持しながら仕事を続けられるかもしれません。

企業の法務部門

パラリーガルの経験を活かした転職には、一般企業の法務部門を目指す選択肢もあります。企業の法務部門がおこなう業務内容の一例は、以下のとおりです。

  • 各契約書の作成、チェック
  • コンプライアンス研修の実施
  • 社内規定の作成
  • クレーム、訴訟対応
  • 企業のリスク管理

など

これらの業務は細分化して割り振られるケースが多く、法律事務所からの転身なら企業法務の案件で経験したことをアピールすると、経験やスキルにあった適切な業務を任せてもらえる可能性があります。

同じ法務部門でも企業によって事業内容が異なるため、興味のある業界の法務部門求人を探してみるとよいでしょう。

企業の一般事務

パラリーガルの経験のうち、前述の基本的なパソコン操作スキルやマルチタスクスキル・業務管理スキル・コミュニケーションスキルは、基本的にどのような事務職でも求められます。全て備えていれば高評価を得られるはずです。

また企業の場合、法律事務所勤務と比べて福利厚生制度が整っていたり、有給休暇を取得しやすかったりするなど、さまざまなシーンで働きやすさを感じるかもしれません。

知的財産管理・特許事務

パラリーガルから転職する場合、知的財産管理や特許を担当する事務職もおすすめです。転職先にもよりますが、以下のとうな業務を担う可能性があります。

  • 特許庁への出願から登録に関する各種手続き
  • 国内外のクライアント対応
  • 移転登録などの登録申請
  • 見積書や請求書の発行
  • 商標および意匠調査
  • 各案件の期日管理
  • 書類作成や管理

など

これらの業務は、パラリーガルの事務処理能力があれば担えるものもあるため、たとえ知的財産分野での経験がなくても採用してもらえる場合があります。

業務内容や採用条件が気になる場合は、転職支援サイトや転職エージェントを活用して調べてみるのがよいでしょう。

 

このように、パラリーガルの経験を活かせる仕事は多くあります。勤める法律事務所を変更するだけでも環境の変化で新たな発見があるかもしれませんし、業界を変えることでキャリア形成につながったり、働き方を見直したりする機会を得られるかもしれません。

パラリーガルを辞めたいと感じたら、より納得のいく転職を実現できるよう、さまざまな仕事に目を向けながら転職活動を進めるのがよいでしょう。

パラリーガルにおすすめの転職エージェント
名称 特徴
NO-LIMIT パラリーガルの転職支援実績がある、法曹業界特化の転職エージェント。事業会社もあるが、法律事務所の求人が豊富。
BEET 事業会社の法務部など、バックオフィスの転職に特化。パラリーガルを辞めて、キャリアチェンジを目指す人におすすめ。

パラリーガルが好条件の転職を目指すには?

前述の通り、パラリーガルの年収は職種全体の年収と比較して高いとは言えず、また勤務時間や有給取得状況など働く環境も整っているとは言えないケースが多いのが現状です。

それでも、パラリーガルの業務内容にやりがいを感じており、引き続きパラリーガルとして転職を検討している人は、「doda」「Indeed」などの各転職サイトを利用すると求人を見つけられます。

パラリーガルを辞めたいと考えている人は、勤務時間が安定していて、福利厚生や各種手当など待遇が充実している一般企業への転職がおすすめです。一般企業へに転職する場合は、知人の紹介や、転職エージェントを利用しての転職がおすすめです。


好条件の転職を目指すためにも、各手段の進め方や利用メリットをチェックしておきましょう。

知人に紹介してもらう

知人・友人の紹介で転職先を決める場合、高確率で内定を得られる可能性があります。

中途採用に紹介制を導入している企業は、人手不足に悩んでいて、社内の人間の紹介であれば人柄や一定のスキルを持った人材を採用できると考えているケースが多いため、融通が利きやすかったり、選考期間が短かったりするメリットがあるかもしれません。

しかし、企業の下調べなく受動的に選考に進んでしまうと、自身の転職条件とミスマッチが生じやすいため注意が必要です。

転職エージェントを活用する

パラリーガルが転職活動をおこなうなら、転職エージェントの利用もおすすめです。

転職エージェントの場合、求職者一人ひとりにキャリアアドバイザーがついてくれるところが多く、転職条件に応じた求人紹介はもちろん、自己分析のサポートやキャリア形成の相談にのってくれる可能性もあります。

選考通過に向けた応募書類の添削や面接対策もおこなってくれるケースがあり、忙しい方でも納得のいく転職活動を進められるはずです。

また、パラリーガルは専門分野を扱う職種のため、さまざまな転職支援サービスのなかでも、リーガル関連や管理部門の求人を多く扱うエージェントを利用するのがよいかもしれません。

特化型の転職エージェントなら、求職者が置かれている状況を即座に理解して、いろんなパターンのキャリアパスを提案してくれるため、転職活動を進めやすくなるでしょう。

パラリーガルの転職に強い転職エージェント

パラリーガルの転職支援に特化した転職エージェントが存在します。以下では、各エージェントの特徴を説明します。

法律事務所への転職ならNO-LIMIT

NO-LIMITは、パラリーガルや弁護士など法曹人材に特化した転職エージェントです。

法律事務所の取り扱い分野や案件数のほか、内情にも詳しいため、ミスマッチの少ない転職が実現します。

一般企業の法務部求人も取り扱っているため、一般企業への転職を検討している場合も相談可能です。

公式サイト:https://no-limit.careers/

一般企業への転職ならBEET

BEEThoumu

パラリーガルの経験・スキルを活かして一般企業に転職するなら、BEETに登録しましょう。

大手・上場企業の体制が整った法務部の求人を多数保有しており、リモートワークやフレックスタイム制など多様な働き方を選択できます。

転職理由や今後のキャリアプラン等をエージェントに共有し、求人を紹介してもらいましょう。

公式サイト:https://beet-agent.com/

パラリーガルを辞めたいときは、業界特化の転職エージェントに相談を

パラリーガルは、法律事務所で弁護士をサポートする専門性の高い仕事です。基本的に弁護士の指示・監督下で法律事務業務をこなすため、内容によってはやりがいを感じられるケースもあるでしょう。

しかし、職場環境が劣悪だったり激務が続いたりすると、転職を検討する方がいるかもしれません。

パラリーガルの転職を成功させたい方は、転職エージェントに登録し、無料相談からスタートしてみましょう。転職エージェントは基本的に無料で登録でき、サービスごとの課金等も発生しません。

便利なサービスを活用して、転職活動を効率的に進めましょう。

パラリーガルにおすすめの転職エージェント
名称 特徴
NO-LIMIT パラリーガルの転職支援実績がある、法曹業界特化の転職エージェント。事業会社もあるが、法律事務所の求人が豊富。
BEET 事業会社の法務部など、バックオフィスの転職に特化。パラリーガルを辞めて、キャリアチェンジを目指す人におすすめ。
CONSULTATION WINDOW

転職のお悩み相談窓口

NO-LIMITにLINEで登録