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アガルートアカデミーの弁理士試験講座の特徴・口コミを徹底検証【合格率40.91%】

更新日: 公開日:

知的財産の専門家として知られる弁理士になるには、理系資格の最高峰と呼ばれる弁理士試験に合格する必要があります。非常に難易度が高い試験なので予備校の利用は必須ですが、弁理士講座を提供する予備校は数多くあり、どれを選べばよいのか分からないと感じる方も多いはずです。

数ある弁理士講座の中でも高い評価を受けているのがアガルートアカデミーの弁理士講座です。

低価格ながら質の高い講義が受けられるとあって人気ですが、具体的にどんな特徴のある講座なのでしょうか?

この記事ではアガルートアカデミーの弁理士講座について、7つの特徴と優秀なポイントを紹介します。不満に感じやすい点もあわせて解説しますので、講座選びの参考にしてください。

公式サイト:https://www.agaroot.jp/benri/


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目次

アガルートの弁理士講座の特徴

アガルート_弁理士

アガルートアカデミーは比較的新しい予備校なので、「本当に弁理士試験に合格できるのか?」と不安に感じる方がいるかもしれません。ここでは弁理士試験の難易度を確認しながら、アガルートの弁理士講座での合格可能性を探っていきましょう。

弁理士試験の難易度

まずは弁理士試験の合格率を見てみましょう。

  • 平成29年度:6.5%
  • 平成30年度:7.2%
  • 令和元年度:8.1%
  • 令和2年度:9.7%
  • 令和3年度:6.1%
  • 令和4年度:6.1%

※参考:特許庁|過去の試験結果

年度によって多少のばらつきはありますが、6~9%で推移しています。この数値をどう見るかですが、そもそも弁理士試験は理工系の受験生が多くを占めており(令和2年度は79.4%が理工系)、合格者も東大や京大などの名門大学出身者が多い試験です。受験資格こそありませんが、受験生のレベルが高い中での合格率と考えておくのがよいでしょう。

また合格者の平均受験回数は4回前後です。弁理士試験は年に1回しかありませんので、合格までに平均して4年程度はかかっていることになります。

※参考:特許庁|令和4年度弁理士試験最終合格者統計

これらを踏まえると、弁理士試験は非常に難易度の高い試験だといえるでしょう。

アガルートの合格率は40.91%|全体の約6.71倍

アガルートの弁理士講座を受けた方の合格率は2023年で40.91%。全国平均の対して6.71倍です。

アガルートは司法試験・予備試験の受験指導で有名で、令和2年司法試験合格者1,450名のうち650名がアガルートの受講生です。もちろん司法試験と弁理士試験はまったく別ものですが、法律への理解や論理的思考力が求められる点などは共通しており、司法試験の合格ノウハウは弁理士試験にも活かされている部分が多くあります

したがってアガルートの弁理士試験講座も合格へ導いてくれると考えてよいでしょう。

公式サイト:https://www.agaroot.jp/benri/

アガルート弁理士講座7つの特徴

ここからは、アガルートの弁理士講座の特徴を解説します。

カリキュラムは3種類

2023年合格目標のカリキュラムは全部で3種類あります。

総合カリキュラム

総合カリキュラムは、弁理士試験に必要なインプット・アウトプットのすべての講座を盛り込んだカリキュラムです。以下の講座が含まれています。

  • 総合講義100※特許法、実用新案法、意匠法、商標法の基本4科目の基本知識をインプットする講義です。
  • 短答知識完成講座
  • 短答過去問解析講座
  • 論文答案の書き方
  • 論文過去問解析講座

初めて弁理士試験を受験する方や再受験でももう一度しっかり学習したい方は総合カリキュラムを選んでいます。

総合カリキュラム(民法オプションあり)

上記の総合カリキュラムに民法対策講座が追加されたカリキュラムです。選択科目を民法で受験する方向けのカリキュラムです。

短答カリキュラム

必要最小限の講義時間と講座で短答式試験を突破するためのカリキュラムです。短答式に苦手意識のある方や、まずは確実に短答式を合格して論文式は翌年に持ち越したいと考えている方などにおすすめのカリキュラムです。以下の講座が含まれています。

  • 総合講義100
  • 短答知識完成講座
  • 短答過去問解析講座

インプット&アウトプットの同時進行

アガルートの弁理士講座は、知識を吸収するインプット学習と、問題演習を通じて知識を定着させるアウトプット学習を同時進行で行います。

カリキュラムの前半にインプット講義を行い、後半にアウトプットを強化するという方法だと、前半にインプットしたはずの知識を後半になると忘れてしまって非効率です。そこでアガルートでは、ふたつを同時進行で行うことで得た知識をすぐに定着させるという効率重視のカリキュラムを採用しています。

総講義時間は約220時間のコンパクトな設計

総合カリキュラムの総講義時間は約220時間です。たとえば大手予備校のLEC(1年合格ベーシックコースインプット)は300時間あるので、かなりコンパクトな設計であることが分かります。

講義時間数が短いことに不安を覚える方がいるかもしれませんが、講義時間は長ければよいというものでもありません。アガルートの弁理士講座はコンパクトな設計ですが合格に必要な知識は一切省いていませんので安心して取り組みましょう。

講師作成のオリジナルテキスト

テキストは弁理士試験を知り尽くした講師とスタッフが作成しているオリジナルテキストです。

合格に必要な情報のみを掲載

テキストは講義と同様に合格に必要な情報だけが掲載されているため、情報量が多すぎて学習の途中で嫌になってしまうことがありません。最新の法改正にもきちんと対応しています。

視覚的に知識を吸収しやすい設計

予備校では珍しいフルカラーテキストを採用しており非常に見やすいのが特徴です。また図表を多く用いているため視覚的に理解しやすく、文章だけが並ぶテキストよりも楽しみながら学習できます。

ベテランプロ講師が合格をサポート

アガルートの弁理士講座は講師に対する評価が高いのも特徴といえるでしょう。弁理士講座を支えているのは丸野悟史講師、石井良和講師、渥美雅大講師の3名です。

メインの丸野講師は司法試験にも合格した法律の専門家

講座の大部分を担当するメイン講師の丸野講師は、弁理士資格だけでなく司法試験にも合格している法律の専門家です。東京大学法科大学院に在籍中に1回目で予備試験を突破したという素晴らしい経歴の持ち主で、司法試験の受験指導で有名な伊藤塾での受験指導経験もあります。

司法試験の合格者ということは、法律に造詣が深く、特に論文式で必要な法的思考力も兼ね備えている証です。やや高めで聴き取りやすい声質とテンポのよい話し方が特徴的ですが、自分に合うかどうか不安な方はサンプル講義を視聴してみましょう。

いつでもオンラインで受講可能

アガルートの講義はオンラインでいつでも何度でも視聴できます。テキストが同時表示されるため、テキストが手元にない外出先でも視聴可能です。また8段階の倍速機能や音声ダウンロード機能などが標準装備されているため、自分に合った環境で受講できます。

大手予備校より格段に低価格

アガルート弁理士講座の価格は以下のとおりです※税込み価格

  • 総合カリキュラム:25万1,900円(17万6,330円)
  • 総合カリキュラム民法オプションあり:29万5,900円(20万7,130円)
  • 短答カリキュラム:20万4600円(14万3,220円)

かっこ内は特別価格として30%OFFで利用できる場合の価格です。2022年合格目標のカリキュラムでは2021年8月1日までの期間限定で特別価格を利用できます。少しでも安く利用できるチャンスなので、期限にも注意して申し込むとよいでしょう。

ほかの予備校と価格を比較

ほかの予備校の弁理士講座と価格を比べてみましょう。

  • LEC:2022年向け 1年合格ベーシックコース インプット+アウトプット一択(通信Web)54万4,500円
  • TAC:2022年合格目標1年本科生(Web通信講座)42万6,800円
  • スタディング:6万5,340円
  • 資格スクエア:【2022年向け】基礎・短答・論文パック 26万5,000円

大手予備校のLECとTACはそれぞれ40万円台、50万円台と高額です。一方、オンライン予備校のスタディングと資格スクエアはそれぞれ6万円台と20万円台と幅があります。アガルートは大手予備校に比べると格段に低価格です。一方で、オンライン予備校の中では標準的な価格設定といえるでしょう。

アガルート弁理士講座はここが優秀|6つの利用のメリットとは

アガルートの弁理士講座の優秀なポイントを整理します。

オリジナルテキストの質が高い

アガルートのオリジナルテキストは受講生から高い評価を得ています。アガルートでは講師が講義を想定しながらテキストを作成するため、テキストと講義がリンクしていて分かりやすい構造です。スタッフが作成したテキストをもとに講師が講義を進めるケースと違い、講師が本当に伝えたい内容が凝縮されています。

またアガルートは法改正への対応もはやいので常に最新の法改正をチェックできるのも利点です。

講義がわかりやすい

アガルートの講義は基本的な知識を丁寧に解説してくれるため非常にわかりやすく、つまずきやすい論点やよく出る用語なども漏れなく教えてくれます。講師は法的思考力を身に付けるための指導を心がけているため、小手先のテクニックではなく論述式を突破できるだけの思考力が養われます。

少ない時間で効率よく合格を目指せる

コンパクトな講義時間とインプット・アウトプットの同時進行により、少ない時間でも効率よく実力を伸ばすことができます。大手予備校の場合は成熟されたカリキュラムと網羅性があるという安心感がありますが、時間をかけて学習するカリキュラムが多く、学習に集中できる環境が整っている人向けです。

忙しくて学習時間が限られている方にとっては時間をかけずに合格を目指せるアガルートはメリットが大きい講座といえるでしょう。

1単元の講義時間が短くスキマ時間を利用できる

アガルート弁理士講座では1単元の講義時間が5~15分と短めに設定されています。そのため視聴中に時間がなくなってしまい、中途半端なところで視聴を終えることもありません。スキマ時間を使い、集中力を保ちながら視聴できます。

合格特典が他社を圧倒

合格特典はほかの予備校にもありますが、アガルートは受講料が全額返金される特典があります。約25万円(割引の場合は約17万円)の受講料が返金されるという内容ですが、ここまでの特典を用意している予備校はほかにありません。

合格者インタビューへの出演など条件付きではあるものの、受験勉強のモチベーションになるのではないでしょうか。

さらに合格者にはお祝い金3万円が贈呈されます。試験の受験に際して受験手数料や交通費、受験合格後の弁理士登録費用など多くのお金が必要となりますので、非常にありがたい特典です。

なお、短答カリキュラムは合格特典の対象外なのでご注意ください。期間限定30%OFFは適用されます。

割引制度が充実している

合格特典や期間限定30%OFFのほかにも、10~20%OFFで受講できる各種割引制度が充実しています。以下の方は割引を利用できる可能性が高いためチェックしてみましょう。

  • 以前にアガルートの弁理士試験対策カリキュラムを受講した
  • 弁理士試験の受験経験がある
  • 宅建試験・行政書士試験・社会保険労務士・司法書士試験・司法試験に合格している
  • ほかの予備校や通信講座などの有料講座で学習した
  • 家族がアガルートの有料講座の受講生

公式サイト:https://www.agaroot.jp/benri/

アガルート弁理士講座で不満に感じやすいポイント

アガルートの弁理士講座は優秀で利用するメリットが大きいのですが、事前によく確認しておかないと不満に感じるポイントがあります。

Webテキストがない

アガルートは製本テキストが標準装備されていますが、Webテキストはありません。外出先での学習はテキストを持ち歩く必要があるのです。

オンライン予備校なので当然Webテキストがあると思っていた」などの声もちらほら聞かれますので、あらかじめ知っておいてください。Webテキストで学習したい場合はスタディングがおすすめです。

オンラインの問題演習機能がない

Webテキストだけでなく、オンラインの問題演習機能もありません。同じオンライン予備国でもスタディングはスマート問題集やセレクト過去問集などオンラインの問題演習機能が充実しています。

アガルートにはこのような機能がないため、スマホなどで演習問題に取組みたい方は不満に感じる可能性があります。

学習の進捗管理は自分で行う

弁理士試験の受験勉強は長丁場なので、学習がどこまで進んでいるのかを管理する必要があります。そうでなければ本試験までに学習を終えられず、目標年度での合格が難しくなってしまうからです。

この点、資格スクエアのようにオンラインで進行度が見える化できる機能があればよいでしょう。しかしアガルートにはこのような機能はないため自分で管理しなければなりません。自己管理が苦手な方は不便に感じる可能性があります。

質問サポートが充実していない

アガルートではFacebookグループを設けて講師に質問できる機能がありますが、Facebook グループに登録する必要があり、やや手間がかかります。弁理士試験は非常に難易度が高いため、不明点はすぐに講師に質問したいと考えている方には物足りない可能性があります。

質問サポートでいうと、資格スクエアは講義中にワンクリックで質問できる機能がついており非常に便利です。もっと気軽に質問したいと考える方は資格スクエアも検討しましょう。

アガルート弁理士講座が向いている人

ここまでの内容をもとに、アガルートの弁理士講座が向いている人の特徴を解説します。

短期間で合格したい人

アガルートの弁理士講座は講義時間がコンパクトで効率よく知識を吸収し、重要な演習問題などに時間を費やすことができます。短期間での合格を目指すのであれば徹底的な合理化が図られたアガルートの教材は向いています。

できるだけ価格にこだわりたい人

弁理士試験は難易度が高いことから、ほかの資格試験と比べると講座費用が高めに設定されています。大手予備校のように40~50万円もかかる講座だと続けるのが難しいという方も多いかもしれません。

「教材の質も重要だけど価格にもできるだけこだわりたい」という方は、アガルートが向いています。教材の質と価格のバランスがよく、コスパがよい講座だからです。

法律の専門家の講義を受けたい人

弁理士試験や司法試験に合格した法律の専門家から講義を受けたい人にはアガルートの弁理士講座が向いています。担当講師は3名とも評価が高く教え方がうまいといった声が多くあります。

特にメインの丸野講師は人気が高く、丸野講師の講義を受けたいという理由でアガルートを選ぶ人も少なくありません。

紙のテキストに慣れている人

アガルートはWebテキストがありませんが、これは必ずしもデメリットになるわけではありません。普段から何でもスマホで完結させている人には不便かもしれませんが、紙のテキストになじみがあって使いやすいという人も少なくないでしょう。

Webテキストがある予備校で紙のテキストが欲しい場合は別途費用がかかるケースが多いですが、アガルートは紙のテキストが標準装備されています。

通信でもモチベーション高く学習したい人

通信講座の場合は通学と違い、一緒に学習する仲間が近くにいません。そのためモチベーションを維持しにくいという難点があります。アガルートには豪華な合格特典があるため、自分のやる気を奮い立たせるための材料にしてもよいでしょう。

通学型の予備校が近くにない人

地方にお住まいの方などは通学型の予備校が近くにない場合があります。あったとしても選択肢が限られてしまい、自分で選ぶことができない場合もあるでしょう。オンライン型の予備校であれば全国どこにいても同じ質の講義が受けられるため、自分に合った講座を選ぶことができます。

アガルート弁理士講座が不向きな人

最後に、アガルートの弁理士講座に向いていない人の特徴を解説します。弁理士講座はほかにもあるので納得のいく講座を選びましょう。

スマホで学習を完結させたい人

アガルートはオンライン予備校ですが、オンラインの学習システムはごく標準的です。Webテキストやオンライン問題集はないため、スマホひとつで学習を完結させたい方には不向きです。オンラインの学習システムはスタディングがかなり充実しているので、そちらの利用も検討しましょう。

大手予備校の安心感を求めている人

大手予備校は合格実績も豊富にあり、長年の受験指導で積み重ねてきた合格ノウハウがあります。安心感は抜群でしょう。アガルートは多数の講座で実績がある資格予備校ですが、比較的新しい予備校なので安心感ではどうしても大手に劣ってしまいます。

この予備校なら実績が高いから大丈夫」といった気持ちはお守り的な存在になるため、ネームバリューで選ぶのも必ずしも悪いことではありません。安心感を求めるなら大手予備校を中心に選ぶとよいでしょう。

網羅的に学習したい人

心配性だから幅広い範囲を網羅していないと不安という方や、上位合格を狙うので細かい論点まで知っておきたいという方はアガルートにはやや不向きです。アガルートの弁理士講座は合格に必要な情報は詰まっていますが、網羅性では大手予備校におよびません。

一番安い弁理士講座を探している人

弁理士講座で圧倒的に安いのはスタディングです。アガルートも良心的な価格でコスパは非常によいですが、スタディングにはおよびません。とにかく価格を重視したい方はスタディングをおすすめします。

一緒に学習する仲間が欲しい人

自分ひとりでは学習を続けられるか不安、仲間たちと切磋琢磨しながら学習したいなどの希望がある方は通学型の予備校を選びましょう。

まとめ

アガルートの弁理士講座は総講義時間がコンパクトながら合格に必要な情報が漏れなく詰まっており、効率よく合格を目指せる仕様になっています。テキストや講師の質も高く、大手予備校と遜色ない内容なので、気になる方はチェックしてみましょう。

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